今日は、「スキル」というものについてお話したいと思います。
「スキルを活かして稼ぐ」ってすごく良い響きがしませんか?
ただこう言う話をすると、「私にはそんなスキルはありません」という反応もとても多いものです。
でも、はっきり言ってスキルのない人なんて、いないのではと思います。
誰でも何らかのスキルがあるし、それを活かして収入を得ることは可能だと思っています。
その理由について、詳しくお話していきますね。
誰にでもスキルはある
スキルというのは、「訓練によって培われた能力」という意味だそうです。
なので、例えば
- 英語ペラペラ
- パソコンが得意
- 高学歴
- 士業(弁護士、税理士、司法書士など)の資格がある
などなど、人(平均)と比べてわかりやすい能力や資格のことを想像しませんか?
確かに、これらもスキルには違いありませんが、これだけがスキルではないのです。
例えば、
- コツコツと地道な作業を続けられる
- 書類を作るのが得意
- 面白いことを考えるのが得意
- 人前で話すことが苦にならない
- 料理が好き
- 運動能力がある(筋力がある)
- 旅行などの段取りをうまくできる
- モテる
こんなことだって、スキルの一環なわけですよ。
誰だって得意なことと、苦手なことってありますよね。
地道な作業は苦にならないけど、自分の考えを言葉にするのは苦手。とか、
反対に人前で話をすることは平気だけど、パソコン作業が苦手、とか。
そういう特性みたいなものを活かして、たとえ意識していなくても長く続けているものはないですか?
一見、仕事に関係なさそうなものだっていいんですよ。
例えば、容姿に恵まれていたり、モテたりするのだった、スキルだと思います。
もともと素質があったにせよ、維持するにはある程度の努力は必要ですからね。
もっと単純に言ってしまえば、「自転車に乗れた」とかだってそうです。
乗れない人もいますから。
こんな風に考えてみると、全くなんのスキルも持っていない人というのは、あまりいないのではと思うわけです。
「スキルを活かす」イコール「好きなことをする」ではない
ただし、「スキルを活かして稼ぐ」というのは、必ずしも「好きなことをして稼ぐ」ということと同じではありません。
特に好きなわけでなくても、スキルがあることはあります。
例えば私は、営業という仕事は好きなわけではありませんが、できます。
人と話すのがとても苦に感じるタイプであれば、営業という仕事は本当に厳しいでしょうが、私はそうではなかったので、ある程度継続することができました。
その結果、営業のスキルが付きました。
また、文章を書くことがすごく好きかと言われると、これも微妙です。
(↑あ、これマイナスかな。好きって言っておこうかなw)
ただし、書くことは苦ではありませんし、ライターに必要な能力である「物事をまとめる力」はそれなりにあるような気がします。
反対に、好きでもできないこともあります。
漫画が好きなのですが、絶対に描くことはできません。
もしかしたら挑戦したら描けるのかもしれませんが、とてもじゃないけどやる気にはなりません(ものすごく苦です)。
このように、「好きなこと」は、スキルに繋がる原動力ではありますが、必ずしも一致しているものではありません。
好きでなおかつスキルもあるという場合なら良いのですが、そうでない場合はあまり「好き」に固執しない方が良いかもしれません。
それに、よく「好きなことを活かして稼ぎたい」という話もありますがで、それだけだと上手く稼げないことも多いです。
- 手作りのアクセサリーを売り出しても、全く売れない
- 旅行が好きだから旅行記事のブログを書いているけど、まったく収益が出ない
- 音楽が好きだけど、プロになれそうにもない
などなど。
なぜ好きなことでお金を稼ぐのが難しいのでしょうか?
そもそも、お金というのは、何らかの価値(商品やサービス)の対価としてもらうものですよね。
つまり、お金を稼げないのは、価値が不足していたり、うまく価値を伝えられていないということが理由だと考えられます。
単なる「好き」から、「収入を得られるスキル」にするには、一定の価値が必要不可欠なのです。
あなたのスキルには、どんな価値があるのか
スキルがあったとしても、人から見たとき「価値」を感じられなければ、収入を得ることは難しいです。
ではどのように価値を付けるのか、先ほどの例で考えてみましょう。
<手作りのアクセサリーを売る場合>
自分の好きなデザイン → 売りたいと思っている人に人気のデザインにする、など
<旅行の記事>
楽しかったという内容 → 「〇〇するなら、ココがおすすめ!」など
<音楽が好きな場合>
プロデビュー → 人気講師を目指してみる、youtubeなどを利用する
簡単な例ではありますが、価値を付けるというのは、つまりこういうことです。
自分が好きなように、好きなものを提供するのではなく、「求められている」ものを「求めている人」に提供するのです。
自分のスキルは、どんな人にどんな価値があるのかを知る必要があります。
また、今持っているスキルでは価値が足りないのであれば、もっとそのスキルを磨けば、稼げる可能性がでてきますよね。
まずは、自分の中にあるスキルの種を見つけて、価値があるものに磨き上げていく感じです。
好き → スキル → 価値のあるスキル ⇒ 稼げる
こうすることで、結果的にあなたのスキルを活かして稼げるようになります。
収入を得るのであれば、できれば自分のスキル(特性)にあった方法を選びたいですよね。
これは、在宅ワーカーはもちろん、会社員でも同じことかもしれませんね。
ぜひ自分のスキルにあった稼ぎ方を探してみて下さい!