ワーママ

時短勤務ずるい・うざい問題を考える

仕事の風景

こんにちは、WEBライターのちいくんです^^

ワーママをやっていると、「時短勤務問題」に触れることは少なからずあるのではないでしょうか。

時短勤務を取っている当人にとっては、時短が楽なわけではないし、そもそも時短でなければ働けないといった思いや事情があるかと思います。

しかし世間の反応はというと、必ずしも時短勤務に対して理解があるとは言い難いですよね。

ちょっと検索をかけてみると、「時短勤務 ずるい」「時短勤務 うざい」「ワーママ様」などと言った言葉が並び悲しくなることも……。

そこで今回は、「時短勤務ずるい問題」を私なりに考えてみました!

時短勤務はずるいのか

疑問符

「時短勤務はずるいのか」・・・答えを言ってしまうと、NOです。これは間違いないと思います。

時短勤務は単純に制度の問題なので、ずるいとかそういう事ではないと思います。

ただの労働者の権利ですね。

たとえば、「勤務中にケガをしたら労災保険が使える」「福利厚生でディズニーが安くなる!」とかそういうのと同じだと思っています。

これに対して、ずるいとか思う人はほとんどいないですよね。

羨ましいと思うことはあっても、ずるいとまでは思わないのではないでしょうか。

対して、なぜ「時短勤務」はずるい感じるのでしょうか?

これは、時短勤務によって利益や不利益が生じている(と思われている)からではないでしょうか?

特に、「時短勤務者のせいで、私が損をしている!!!」という負の感情が問題なのでしょう。

どういうことか、もう少し掘り下げてみたいと思います。

なぜ時短はずるい、うざいと思われるのか

時短勤務がずるいと思われるのは、自分が不利益を被っていると感じている人が多いからと先ほど説明しました。

具体的にどういった点がそう思われるか、まとめてみました。

単純に早く帰るからずるい

「自分だってプライベートがあるから早く帰りたいのに、まだ仕事が残ってても帰れるなんてずるい!」

ということです。

「早く帰っている」だけに焦点が合っているので、

時短勤務者が早く帰るために効率を極限まで上げているとか、お昼休憩を削っているとか、成果は出しているとか、そういった点は全く考慮されていません。

時短勤務者にしてみたら、必死で早く仕事を終わらせて、ダラダラ仕事をして残業代を貰っている人に言われたくないよ!とか思います。

しかしまぁ、無駄な会議に出なくて済むなどのメリットは確かにあるかもしれませんね。

それに、皆で必死に仕事をしているので、涼しい顔(のように見える)で、「お先に失礼します」とか言われたら、腹立つかもしれません。

ハッキリ言って、当人にしてみたら早く帰れても育児が待っているし、同僚への申し訳なさもあって全然楽じゃないのですが……。

むしろゆっくり仕事ができる時間があって羨ましいくらいなのですが、周囲から見るとそう見えるということです。

しわ寄せで周囲の負担が増えるから

時短勤務者の仕事が、周囲に降りかかって迷惑というやつですね。

なぜこのような事がおこるのでしょうか?時短勤務者がサボっているからでしょうか?

違いますよね。

周りの話を聞いていると、時短勤務になっても業務量が変わらないということは多々あります。

実際私もそうでした。

上司は負担を減らしたようなことを言っていましたが、実際にやってる身としては、全くかわりませんでした(笑)。

考えればわかるのですが、業務量が変わらなければ、どんなに効率を上げても、お昼を削っても、時間内に終わらない仕事がでてきます。

業務内容によっては、そもそも終わらせること自体が無理という場合もあるでしょう。

すると、当然残った仕事は他の人の負担になるわけで……。

その負担をする人にとっては、時短勤務者のせいで仕事が増えて、残業代ももらえず、感謝もされないとなければ、腹立つのはわかります。

「ワーママ様のせいで……」と思わず思ってしまうこともあるでしょう。

お互い様と言われたって、納得いかない部分は出てくるでしょう。そりゃそうだよね、と思います。

でもですよ。腹つのはわかりますが、果たしてこれは時短勤務者の責任なんでしょうか?

よく言われていることではありますが、やっぱり会社の制度が問題なのではないでしょうか。

そんなに簡単に制度は変えられないという意見がありですが、単に変えるのが面倒で、改善するのを放棄しているのではないかと思います。

出産・育児は個人の都合で、甘えだと思われているから

時短勤務者は甘えている、というやつですね。要は

「プライベートなことで、会社に迷惑かけやがって」

ということなのでしょう。

「妊娠は病気じゃない」というのと一緒ですね。

これは、「妊娠は病気と違って治療できないからより大変」という意味なのですが、無知な人は真逆の意味だと思います。

同じように、育児をするための休暇や時短勤務が、なぜ法によって認められているかを理解していない人には、単に甘えに見えるのでしょう。

出産や育児は確かにプライベートな事ですが、子供の育成は国にとってかなり重要なものです。

子供がいなければ国は滅んでしまいますからね。

将来の年金問題だけでなく、社会基盤を保つためには、子供を社会全体で育てる必要があります。

プライベートな事でもあり、国とっても重要な事なので、法によって保証されているのです。

しかし日本ではこの点が軽んじられているフシがあるため、育児への理解が乏しいのかもしれません。

私だって子供を産むまでは、あまり深く考えたことはありませんでしたから。

この点においては、社会全体の意識が上がってくれることを祈るばかりです。

時短勤務者の態度が酷いから

個人的にはあまり数は多くないと思っていますが、「時短様」が一定数存在していることも確かなようです。

権利ばかりを主張して、ろくに働かない人ですね。

きっとこのような人は、時短勤務に関わらず仕事ができない人だと思います。

大多数の時短勤務者は、精一杯仕事をしてるのではないでしょうか。

ただ、↓のようになっている場合は要注意です。

  • お礼の言葉がない
  • 「時短勤務だから仕方ない」と言ってしまう
  • 「大変だ」アピールがすごい

確かにワーママは本当に大変だと思いますが、周囲にアピールする必要はありません。

制度に問題があったとしても、周囲に負担をかけているならば、お礼の言葉は必須です。

助けてもらうのが当然という人には、誰も助けたいとは思いません。

家事・育児・仕事に忙殺されると、周囲への気遣いが足りなくなってしまうことはあるかもしれません。

無意識に周りを不愉快にさせていないか、気にする必要はあるかもしれませんね。

このように、時短勤務自体はずるいわけではありませんが、そう思われてしまう要素があります。

次に、どうすれば改善に向かうのか考えてみました。

時短ずるい問題を解決する3つの方法

大切

時短がずるいと思われている背景には、会社や社会の制度の問題や、「知らない」ことによる理解不足が大きいのではないでしょうか。

解決するにはどうしたら良いのでしょう?

1.組織的に効率を上げる、制度を整える

一番効果がありそうなのは、会社の制度や仕組みを整えることでしょう。

たとえば・・・
  • 役職者が業務量の調整をきちんとする(←できていない人が多い)
  • 仕事の負担が増えた人にきちんと還元する
  • 会社全体の業務効率を上げる工夫をする などなど

単純に仕事の負担が増えた人に還元することも効果的ですが、もっと良いと思うのは仕組自体の改善です。

残業が常態化している会社なら、業務のやり方や利益の上げ方に問題があるのではないでしょうか。

残業は個人の責任とか寝言を言う人がいますが、社内全体が残業ありきの雰囲気ということはありませんか?

だとすると、それは会社の問題です。上層部が解決するべき問題です。

社内一眼となって効率を上げる方法を模索すれば、一部の社員に時短勤務者の負担が乗ることもないでしょう。

その前に、「時短勤務者の負担」そのものが少なくなっているハズです。

このような事を言うと、「そんな簡単に変えられない」だの「会社の仕組みをわかってない」だの言う人がいます。

そんなセリフは、真剣に取り組んでみてから吐いてほしいですね。

ダラダラ時間だけを使って業務をする時代はとっくに終わっています。

2.時短勤務者の待遇を伝える

時短勤務者がどういう条件で働いているかを知らない人も多いです。

多くの場合、時短になると給料がダウンします。

どれほどダウンするのか知らない人も多いので、単純に「業務量少ない=ずるい!」となるのではないかと思います。

実際は、時短勤務のダウン率はえげつないです。

業務量や成果と比較すると、事実状の「減給」なのではないかと思うほどです。

その事情を知るだけでも、もう少し温かい目で見てもらえるのでは…と思うわけです。

そしてお給料が減らされるのはある程度仕方ないとして、減った分をサポートしてくれた人に還元してもらえると、こちらとしても納得がいきます。

現実はこのようなことはほとんどないですよね。

時短勤務者も、サポートした人も搾取されて終わりです。

3.時短勤務を特権にしない

時短勤務における条件を明示した上、誰もが取得できるようになればさらに良いのではないでしょうか。

要は時短勤務を子供がいる人の特権にしないということです。

「ずるい」の裏側には、自分ができないことへのやっかみもあるかと思います。

そうではなく、条件を比較して自分で今の状態を選んでいると思えれば、見える景色も変わってくるハズです。

以上、時短勤務問題を解決する手段を考えてみました。

とは言え、これらを自分の力で解決するのはかなり無理があります。

もしあなたが時短なら、自分にできる限りの仕事をきちんとして、周りに感謝の気持ちを伝え続けるようにしてみてください。

そして、悪意の言葉にはなるべく耳を貸さないこと、これも大事ですよ!

時短ずるい問題を解決する、もう1つの手段

時短問題は、ワーママが悪いとか、サポートする側が我慢すべきとか、そういうことではないということをお伝えしてきました。

両者に溝が生まれるのは会社の責任が大きいのですが、簡単に解決できる問題でもないですよね。

私は幸いにして、時短勤務時に嫌な思いをしたことはありませんが、常に申し訳なさを感じながら働いていました。

しかも、減給に近いようなお給料で……^^;

何とかしたくても、とても自分の力ではどうにもなりません。そこで最終的に私が取った解決策は、

会社を辞めてフリーになること

でした。

時短勤務問題だけがきっかけだったわけではありませんが、フリーになって在宅ワークになると、このような悩みとは無縁です。

周りの目を気にする必要はないし、自分のルールで好きなような働けるのですからね^^

時短勤務問題は、大企業なら制度が整ってきているかもしれませんが、中小企業の場合はまだまだ時間が必要でしょう。

それを待っている時間は私にはありませんでした。

フリーランスになるというのは思い切った選択ではありますが、不可能なことではありません。

これも1つの解決手段だと思っていただければと思います^^

在宅ワークには他にも様々なメリットがあり、そして当然デメリットもあるので、気になる方はぜひこちらも併せて読んでみてくださいね!

 

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脱サラ在宅webライター
ちいくん
ワンオペで2人の子供を育てているワーママです。仕事と育児、お金(収入)のバランスを取るため、会社を辞めて在宅ワークの道へ。幸せライフを実践中♪
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