こんにちは、WEBライター及びFP2級資格保持者のちいくんです^^
皆さん・・・貯金ありますか?(笑)
間違っても友達には聞けない、この疑問(笑)。
貯金は必要ないという意見もありますが、実際のところはどうでしょうか?
今回コロナ禍で経験したように、予想できない事態というのは実際に起こります。
そう考えると、人によって必要な貯蓄額は違いますが、ある程度の貯金(貯蓄)はやっぱり必要です。
今回は、貯金がある・なしだけでなく、いくら必要なのか、正直みんな貯金がどのくらいあるのか……などという疑問にも答えていきたいと思います。
貯金が必要ないというのは本当か
「貯金が必要ない」という意見がありますが、これは実は「ある程度の貯蓄は必要」と言っている場合が非常に多いです。
この違い、わかりますか?
貯金 | お金を貯めること 例)貯金箱の積み立て、タンス貯金、預金など ※郵便貯金のことを差す場合もあります。 |
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預金 | 金融機関にお金を預けること 例)普通預金、定期預金、積立預金など |
貯蓄 | 金融資産全般 例)貯金、預金、投資、株式、保険、金など |
貯金とは銀行に預けているお金や家にある現金などを指す言葉です。
一方貯蓄は、貯金だけでなく投資や株、保険などすべての金融資産全般を指しています。
では最初の言葉に戻ります。
よくある「貯金は必要ない」というのは、「銀行に必要以上のお金を預ける必要はない」という意味で、貯蓄自体は必要ということです。
つまり、ある程度の貯金を確保したら投資した方が良いですよ、ということですね。
本当に全く備えがなくても大丈夫だと言ってるわけではありません。
実際に今回のコロナ禍では、全く貯蓄がなく収入が激減してしまった家庭は、生活に困窮してしまったハズです。
こんな事態に備えるためにも、万が一の貯金(貯蓄)は、やっぱり必要だと言えます。
貯蓄ゼロ家庭の割合とは
貯蓄が必要だと言っても、実際に貯蓄ゼロの家庭は以外と多いようです。
「家計と金融行動に関する世論調査」によると、2人以上世帯の貯蓄ゼロ割合は「23.6%」。
つまり、4世帯に1世帯は貯蓄がないということになります。
引用元:金融広報中央委員会「家計と金融行動に関する世論調査」
ちなみに各年代の貯蓄ゼロ家庭の割合はこの通りです。
20代 | 22.9% |
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30代 | 15.8% |
40代 | 18.7% |
50代 | 21.8% |
60代 | 23.7% |
引用元:金融広報中央委員会「家計と金融行動に関する世論調査」
子育て真っ最中の30~40代の家庭は比較的貯蓄がありますが、それでも5~6世帯に1世帯程度は貯蓄がないことが分かります。
しかし子供にお金がかかる上にこれから老後の備えもしなくてはならない世代で、まったく貯蓄がないのはやはり不安ですよね。
そこで、貯金(貯蓄)はいくら必要なのか、考えてみたいと思います。
貯蓄(貯金)はどのくらいあるといいのか
貯金はあればあるほど良い!・・・わけではありません^^;
お金は邪魔になるものではありませんが、貯金に捕らわれて日々の生活を切りめて過ぎても楽しくありません。
お金は生活を豊かにするための道具ですから、適度に使って適度に備えておくべきです。
いくら必要なのかは正直人によって様々なのですが、
生活費の半年分(1ヶ月の生活費×6ヶ月分)
を目安にしたら良いと思います。
今回のコロナ禍やリストラ、転職などで収入が途切れたとしても、半年程度あれば生活を立て直すことができるでしょう。
難しければ3ヶ月でも良いのですが、できれば半年ほどの猶予があった方が、精神的にも追い詰められません。
必要な生活費はいくらか把握しよう!
ここで気を付けなければならないのは、「必要な生活費」は人によって全く異なるということですね。
そのため、自分に必要な貯蓄額は、ある程度自分で計算しておくのがベストです。
計算方法は2通り考えられます。
- 1ヶ月の収入×6ヶ月
- キャッシュフロー表を作って計算
取り急ぎ簡単に把握する方法は、1ヶ月分の世帯収入の6ヶ月分ですね。
大きな赤字家計でない限り、必要な貯金額を把握するには十分かもしれません。
1ヶ月の世帯収入が・・・
- 30万円の場合 ⇒ 180万円
- 50万円の場合 ⇒ 300万円
そしてもう1つの方法は、キャッシュフロー表という「家計の収支表」を作る事です。
キャッシュフロー表は、生涯に渡ってあなたに必要なお金を把握できるので、できればこちらの方法を取るのがおすすめです。
最低限必要な貯金額だけでなく、教育費や老後の費用がいくら必要なのかも同時に把握できます。
そうすると、より一層お金に対する不安が少なくなりますよ^^
もっと詳しいキャッシュフロー表の作り方は、こちらでご確認ください!
↓ ↓ ↓ ↓
あなたに必要なお金は、キャッシュフローで確認できる!
このように、必要な貯金額は人によって違う…のですが、やっぱり他の人はどれくらい貯金があるのか気になる事もありますよね^^;
というわけで、最後に貯蓄額の平均もお知らせしておこうと思います。
正直みんなどれくらい貯金あるの?
貯蓄額の平均値はこの通りです。
平均値 | 中央値 | |
20代 | 220万円 | 165万円 |
30代 | 640万円 | 355万円 |
40代 | 880万円 | 550万円 |
50代 | 1574万円 | 1000万円 |
60代 | 2203万円 | 1200万円 |
70歳以上 | 1978万円 | 1100万円 |
<引用元:知るぽると「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]>
平均値は極端に貯蓄額が多い人に影響されやすいので、「中央値」を参考にしてくださいね。
どうでしたか?多いですか?それとも少ないと感じましたか?^^
しかしこれはあくまでも、一指標に過ぎません。
その他の統計では、30代の貯蓄平均が183万円、40代の貯蓄平均が202万円という統計もあります。
参考元:SMBCコンシューマーファイナンス
このように平均はあまり当てにならないので、あなたに必要な額はいくらなのか、まずはそこから把握してみてはいかがでしょうか。